さて、選挙も終わり日本の今後をどうするかという事に視点が移っていくのだと思います。(移ってもらわねば困る)
朝日新聞等は、靖国参拝等を引き合いに出しアジアに対してどのような外交政策を打ち出すのかといった論調になるのかもしれませんが、結論から先に言いますと、靖国参拝を止めようと自粛しようと中国は次の一手を打ってきます。
靖国というキーワードは、中国にとってカードのひとつにすぎません。
中国の事を知っておられる方なら、既にご存知だと思いますが、中国では罪を償うという概念はありません。
ここでいう「罪」とは、日本を対象とするならば、戦勝国と言われる国々と戦争をし、その結果敗戦国となったという事実が、中国にとっての日本の罪です。
そして罪とは中国にとっては「悪」ということになります。
この戦争の罪という観念と、敗者側の悪という観念自体は、特に中国だからそうなるというものではありませんから、特筆すべき事はありません。
問題は、中国によって「罪がある」=「悪」と認識されると、中国特有の「償い」が発生することになります。
その償いとは、罪がある日本は、いかなる理由があろうとも、中国が提示する日本国の過去の罪状を弁明(釈明)してはならないということです。
実はこれがとてつもなく恐ろしいことで、例えば「南京大虐殺と言われている」行為で亡くなった死者数が中国発表として1億人になったとしても、日本はこれに異議を唱えたり弁解してはならないということなのです。
これを「認罪態度」と言います(よく知られている言葉だと思います)
罪がある日本は、中国から言われる如何なる理不尽な言いがかりであろうとも、それに対して
「yes」と答え、全て認めますと言わなければ態度良しとはならないのです。
ですから、例えば中国に留学している日本人が、その大学などで「過去の戦争をどう思うか」と中国人に質問された場合、答える時に「日本人としては~のように考える」などと日本の立場から答えを出すと「態度劣悪」となり、さらに「お前は我々中国人を傷つける発言をした」となり、暴力発動の根拠になってしまうのです。
(知日を称している中国人でさえ、日本人が過去の戦争の事を日本の立場で日本観を語ると、突然激烈な反応を見せる事があります)
全ての中国人が同じような対応をするかというと、そうではありません。
しかし、社会全体の風潮としてこういったことが「ある」ということです。
ましてや国である中国は、この方式をとっています。
中国人と、真に理解を深めている人達も多数いるでしょう。
この事は大変喜ばしい事であると思います。
しかし、中には論争になりそうな話を逸らしながら綱渡りのように中国人と仲が良いと言っているのではないかと思うような日本人もいます。
そして最も厄介なのが、そういった綱渡り友好をしていて「日本が悪い」と声高に叫んでいる日本人だったりします。
日本人は私も含めて、日本人とは何かをよく知らない人が多いと思います。(俺はよく知っている、お前と一緒にするなと言う方には、この発言は謝罪しておきます)
ましてや、中国人となんぞや?ということになると、本当に理解できる外国人(中国人以外)はいないものと思います。
例え知っていると言う人がいたとしても、それはあくまで外国人として中国にいるという現実からは逃れられませんから、中国人が中国にいて受け入れている様々な事象とは根本的に違うのだと私は考えます。